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ポンデの穴の向こうで待っていてね

今日の朝日新聞にスノボの角野選手の写真であのマトリョーシカが! テレビで見ていると細かいところまでは分からなかったのだけどフードの顔周りが毛皮みたいだった。 なので・・・
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はい、お直し。(笑) 

その朝日新聞の週末別冊のbeの昨日の記事にいたく感動したマンマ。 
作家の口福というコーナーでドリアン助川さんが子供の頃飼っていた犬とちくわを分け合って食べた思い出を語る。 サブタイトルは「ちくわ 穴の向こうで待っていたメグ」。 そして一昨年、放射線量を測りながら奥の細道の全行程を大半は折り畳み自転車を使って旅した時の事。 疲れと被災地の様子に思う事があり、しんどさと悔しさで落涙しながらペダルをこいでいたら、はあ、はあ、と横を一緒に走ってくれている犬の息づかいが聞こえたのだという。 ちくわを覗いて未来の自分を想像していた少年には泣きながら自転車をこぐおじさんは見えなかったし、犬がこんなにも長く尻尾を振り続けてくれることを知らずにちくわを分け合っていたと。
犬飼いなら泣かずにいられない話です。 あの短文でここまで伝える事が出来るなんて、正直ドリアン助川さんって名前しか知らなかったのですが凄いな〜と思いました。
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実はこれ、似たような経験があるんです。 先代犬のミルクが死んでからの事、当時はまだ40代だったので次の犬を迎えようと思っていた時です。 お世話になっていた登山用品のお店で山行の計画があり、初めて山小屋(避難小屋)で泊っての一泊二日の登山に参加しました。 それまで日帰り登山しか経験がなく大きなザックも持っていなくて急遽借りた物で。 いつもより重い荷物にサイズの合わないザックのせいもあってか足を痛めてしまって二日目の行程の下りがちゃんと歩けなくなってしまったのです。 痛みを堪えて歩いたその時に少し前を歩くミルクを感じました。 振り向きながら先導するように前を行くミルク。 山ってこんな事がある場所なのかな?と思いながら励まされて歩き通しました。 
ヒナタならちくわの穴じゃなくてさしずめポンデの向こうでかな?
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これは分け合ってはいないね。(笑) プレーンなポンデはちょっとお裾分けした事もあり。 そして・・・
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ついにはこんなポンデまでワンコ用に作って。(笑) コーギーだから尻尾は振れないけどその分笑顔だったんだよね? そうやっていつも笑って待っていてくれるんだなぁと思ったら犬と暮らす時間の幸せを思うし、その思い出がずっと勇気をくれるというのもまた幸せな事だよね。
ミルクもヒナタも、子供の時の秋田犬も、皆にありがとう。 
by smilingtail | 2014-02-09 23:55 | Myself | Comments(0)
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