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舞い降りた 天使にも似て 犬笑え

昨日から事あるごとに涙している私。 北欧の杜のドッグランで一度お会いして、その後このブログを見つけてくれて以来時々ブログにお邪魔していた mk_mametさんのはなちゃん(コーギー1歳と6日)が大晦日に亡くなった。 雪下ろし中の事故で。
連れて行くつもりはなかったのに支度を見たはなちゃんがお散歩だと思って喜んだから可愛くて、つい連れて行ってつないでおいた簡易ガレージが一気に落ちた雪で潰れたらしい。
昨日お年始のご挨拶にとブログに伺ったらその日記が。
当たり前に思っているこの小さな温もりがそんな風に突然冷たくなったら・・・。
ヒナタに置き換えて悲しんでいるのではなく、一度会っただけのはなちゃんがもう会えないところへ行ってしまったのが、こんなに悲しいなんて。
もちろんあんなに可愛がっていた mk_mametさんがどんな思いでいるかと思うとそれも辛い。
前のコと別れてから3年半になるしヒナタも迎えたのに、今でも心のどこかで泣いている。 別れの悲しみは夫婦でも分け合って軽くする事は出来なかった。
各々がたった一人で耐えるしかないものだった。
10歳を過ぎた頃、先代犬ミルクは「そんなに愛していいの?私は先に逝ってしまうのよ?」という風な目で心配そうにジッと私を見ていた。
知っているよ。 犬と人間の寿命が違い過ぎる事くらい。
ヒナタと暮らすようになって前とは比べ物にならないくらい多くのワンコと知り合うようになって、ブログでその成長を互いに楽しんでいる今。
その分沢山の悲しみも同時にはらんでいるという事なのだ。
一緒にいる時の幸せを充分に味わい、悲しみに執着しない事を覚悟しないといけない。
それはとても難しい事で悟りの境地に近いのだろうけど。
お正月早々辛い話ですみません。 mk_mametさんにエールを送りたくて。
ワンコ達は承知の上で私達の元へと天から舞い降りた天使です。 この小さな奇跡を大切に暮らしましょう。
昨日の初ラッセルを楽しんでいたヒナタ。 ボールを投げてくれるお父さんとカメラを構えて待つマンマの間で振り返って見せた満足そうな笑顔です。
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by smilingtail | 2006-01-02 13:02 | | Comments(10)
Commented by あゅ at 2006-01-02 20:35 x
はなちゃん、残念ですね・・
私も家で飼っていた犬3匹の死を経験しています。
老衰のコの死は受け入れられたのですが、
出産での死(2匹目)、そして野良犬に噛まれて逝った一番関係が深かったコ(3匹目)の時は、本当、表現しきれない悲しみと後悔が襲ってきました。
どんな状況でも後悔ってあるんですよね。
でも、それがいつか前向きな考えに変わる日も絶対にきますもんね。
すべてを受け入れることが「犬を飼う」ってことですもんね。
Commented by smilingtail at 2006-01-02 22:47
あゅさん
そうですね。 どんな状況でも後悔はありますよね。
ミルクの場合は12歳で心臓病だったのですが、わりと最後まで元気で本当に苦しんだのは丸一日ありませんでした。
病気がわかってからはいざという時は安楽死もと思っていましたが、最後まで立派に死を受け入れて逝った感じで不思議と感動したものです。 
私達は10歳を過ぎたあたりからその日が来たら次のコと暮らそうと決めていたので、ヒナタとの出会いは4ヶ月後でした。
私と暮らしたおかげで犬なしで暮らせなくなったと言ってもらいたいはずだと勝手に思って。
はなちゃんはとても可愛がられていたし、飼い主さんは若いのでいつかまたと思います。
亡くした時の悲しみも含めての大きな幸せな日々なんでしょうね。
Commented by 小夏ママ at 2006-01-03 00:49 x
mk_mametさんが、ご自分を責めて苦しんでいないか心配です。こうした事故は、残された方のお気持ちが救いがたく切ないです。
小夏は今年6歳になるので「老い」が実感されてきて、すでにさびしく思ったりしています。中学の時に亡くしたワンは1歳ちょっとの若犬でした。その生命が短くとも長くとも、別れはそれぞれつらくきついものでしょう。
何かの広告で、「先に死んでしまうのがさびしいから飼わないなんて言わないで下さい」とかいうのがあったと思います。
「一緒にいる時の幸せを充分に味わい、悲しみに執着しない事を覚悟しないといけない。」…本当にそうですね。最後まで全部見ていてあげられるのだと思えたら…
振り返った笑顔の楽しげな表情が、見ている者を幸せにしてくれますね。年頭早々、とってもステキなお写真をありがとうございます。
小夏が日々ますます可愛くいとおしくなっていきます。出会えて良かった。
Commented by アー君のママ at 2006-01-03 02:19 x
時々マンマさんの所にいらしててはなちゃんを見にいったことがあり、とても可愛いお目目でマメットさんに話しかけるような表情をしてましたね。神様も悪戯が過ぎます。実はだいぶ前の時間に読んだのですが、事故の時を思い浮かべると涙が出て、、、はなちゃんも可哀相でたまりませんし、マメットさんの心痛を考えると涙が止まりませんでした。とても可愛がっていらしたから、、、。
散歩してて通りすがりの方から「家も以前犬を飼っててね…」としみじみ話されているのを聞いたり、偶然にも「今日家の犬が死んでね…」と話しかける方もいらっしゃって涙もろい私も一緒に泣いたり…ということもありました。昔「チビ」という犬を飼っててフィラリアで亡くし「のか」も亡くし、フィラリアには敏感です。一緒にいられる事の幸せを毎日感じてますが、悲しみに執着しない事の覚悟も心の中に置いておきます。その時にできるだけ後悔しない様に沢山の愛情をアーサーに注ぎたいと思っています。
満面の嬉しい笑顔♪たっぷりの愛情をもらってヒナちゃん毎日幸せね♪
そのおすそ分けを私たちも貰っちゃって、ありがと☆可愛いお尻も見ちゃった!ヒナタマニアヨリ
Commented by がくまるはは at 2006-01-03 03:31 x
はなちゃんの残された家族の方の気持ちを考えると…。
2004年12月にうらんのわき腹にパチンコの玉の大きさのグリグリ動くしこりを見つけ摘出手術をしました。病理検査の結果が出るまでの長い期間、ずっと泣いていました。そのうえ手術間もない箇所を落下して強打し(目をはなした隙に大好きなおじさんに会いジャンプジャンプで挨拶、バランスを崩して)液体が急激に溜まり一ヶ月お医者さんに通いました。毎日液体を抜くためかなり痛い治療を受け続けましたし、一向に止まる気配を見せないので穴を開け管をさしこみ絶えず流れ出るようにしました。治療間もない時に別の場所に同じようなしこりを発見し、私に出来ることって何があるのか、この子にとって一番幸せなこととは何なのか、頭も心も体も、泣かない日はなかったです。検査は問題ない結果だったのですが液体が一向に止まらず、検査結果を喜んでる余裕なんてありませんでした。一ヶ月経つよって頃になってようやく止まり始めました。絶対に最後まで見続ける、私たちの子供になって良かったと思いながら虹の橋を渡ってもらえるように!そして私も強くならなければ、と思ったんです。
mk_mametさんも心を強く持っていただきたいと思います。
Commented by smilingtail at 2006-01-03 10:22
小夏ママさん
私もそれが心配なんです。 はなちゃんが喜ぶ情景がコギ飼いなら手に取るようにわかるだけに自分でもそうしただろうと思われませんか?
それでもあの時連れて出なければ今もここに・・・と思うのもどうしようもなく。
こうやってコメントを読ませて頂くと皆何らかの経験があるんですね。 若くても老犬でも、病気でも事故でも。
mk_mametさんに読んでもらいたいです。
ヒナタはこの日、お父さんも一緒だと知って公園までの3〜4分をワンワン言いながらとても楽しそうでした。
天使のラッパだと飼い主だけは思っています。(ポリポリ)
Commented by smilingtail at 2006-01-03 10:42
アー君のママさん
はなちゃんのブログもご覧になっていたんですね。 可愛いでしょう? ヒナタと会った時はまだ7ヶ月でパピーの様子でしたし、それでもコーギーにしては可憐で優しい雰囲気のコでした。
コギ飼いの人のブログは大抵そうですが、本当にどんなに可愛がっているかがわかりますよね。
コーギー自体が飼い主を慕う様子をとても表現豊かに表しますから、犬好きにはたまりません。 それは飼ってみないとわからないですよね。(犬社会的にはソフィスティケイトされていない迷惑犬かも知れませんが。あっ、これヒナタタイプの事ね。)
ウチもすっかりヒナタ中心に動いています。 寂しい思いをさせないで済むように人間の状況(自身や家族の病気など)も変わらぬようにと思います。
振り返った時の笑顔って何とも言えませんよね。 この顔が撮りたいって皆経験があると思います。 いつもは心の中でシャッターを切るのですがラッキーにも実際に撮れた一枚です。
Commented by smilingtail at 2006-01-03 11:16
がくまるははさん
辛い経験がおありだったんですね。 何ともしてやれないあの気持ちというのは本当に大変なものです。 あの時は血を吐いたその夜に掛り付けの獣医さんが研究会で留守で、次の朝事情を話して近所の別の病院で診てもらったら「人間なら集中治療室の状態なので呼吸器を付けると後は動かせない。」と言われ迷ったのですが、今出来るだけの事をして下さいとお願いをし、午後に前からの獣医さんが帰って来るのを待って病院に行きました。 そこでも入院の方が良いですかと聞いたら「そうしてやれば少しは楽ですが、戻って来る命ではありません。嫌いな病院で飼い主さんから離れてもしもの事があったら、このコにとっても可哀想だし飼い主さんにとっても後悔になります。必要なら往診しますから。」と言って下さり家で看取りました。 あの時の先生の応対には今でも感謝しています。 それでもまたヒナタにあの時のような思いをと考えると勇気が要りますね。 皆さんのコメントが何かの助けになってくれればと祈ります。
Commented by mk_mamet at 2006-01-08 12:29
はなのことをかわいがってくださって、ありがとうございました。喜んでいると思います。誰にでもなついて「なでて!」と言わんばかりにくっついていく子でした。
飼い始めた当初からお別れがくることを悲しく思っていました。事故ということもありますが、お別れがこんなにも辛いとは思いませんでした。
これほど時間が戻ればと思ったことはないし、自分をすごく責めました。
でもすごく辛かったけど、はなとの日々が最高だったので、わたしはまたコーギーを飼いたいと思っています。
皆さんもお別れとかいろんな経験をしてるのですね。
はなも雪の事故でしたが、全国的に雪の事故が多いです。smilingtailさんも気をつけてくださいね。
Commented by smilingtail at 2006-01-08 14:20
mk_mametさん
少し落ち着かれましたか? 心配してました。 いつかはあると覚悟していても悲しみは時間でしか癒す事が出来ません。 強いて言えば「犬を亡くした悲しみは犬を飼う事でしか癒せない。」かも。
ウチは最初からそのつもりで2代目と暮らし始めたのですが、最初は「ミルクはこうじゃなかった。」とばかり思って(実際180度違うコなんです)、でもそんな事には負けないパワフル・ヒナタだったからかえって良かったのかも?と今では思います。(笑)
mk_mametさんにまた素敵なご縁がありますように!
この大雪ですから私も事故には気を付けますね。 ありがとう。
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