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悲しげな アイコンタクト 指示を待ち

4月9日(月) クリッカートレーニング
4人全員が誰か確認しているはずと開始の時間を確かめていなくて、ホントは11時からだったのに10時に合わせて会場へ到着。 ゆっくりと待つシオンちゃんとヒナタ。
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でもこの後おかげで助かったのは私とヒナタだった。 トイレタイムを済ませておパンツとロンパースも着て準備万端と思って中の広場で待っていたら、着衣のままでもう一度ウンPをされてしまった! 当然赤ちゃんのおむつ状態になってお尻も足も洗う事になりパンツも替えないといけなくなったのだ。 時間通りに来ていたらアウトだったな〜。(汗) 
開始時間も近付き他のワンコも登場。 青森のテト君ね。
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ヒナタが手荒いワンワンで挨拶をしびっくりさせてしまった。 でも落ち着いてお勉強していたね。
さてここでちょっとクリッカートレーニングの説明を。 まずはこれを見てね。
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大きさの比較のために携帯電話と。 この真ん中の金属の板を親指で押してカチッと音を出してする訓練の事で音が報酬の合図になる。 イルカのトレーニングでホイッスルが使われるのと同じね。 他にはヒントや合図となるものを出さずに犬にどうすればクリッカーが鳴るか(報酬が出るか)を考えさせるのね。 午前中は座学と人が素早くクリッカーを使う練習。 そしてそこでわかったのがクリッカーの音には「その行動だ!」と行動を切り取り、報酬の約束が込められ、さらに開放の意味も含まれているという事。 ここではっと気付いた。 カメラのシャッター音がヒナタにとって期せずしてクリッカートレーニングになっていた事を。 だから連写の2枚目で動き出しているのはOKなんだね。 ヒナタには向いたトレーニング方法かも知れない。 事実このトレーニング方法でタレント犬も育てられるのだそう。 セミナーの間犬達はテーブルの下やクレートで休憩。 カンプちゃんは足元で。 
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そして午後場所を移していよいよトレーニング。 まずはチャージングと言ってクリッカーの音の後すぐにおやつを投げて与え、それを10回くらい続けて条件付けをする。 ここで大事なのは犬を見ない事と他のヒント(手の動きや身体の動き)を与えない事なのだが・・・普段アイコンタクトでトレーニングをしている犬達はこれが戸惑うらしい。 見事に躾教室組のコ達がこれでやられてしまった。 ママをジッと見るのに応えてくれない! それがこんなに犬を迷わせるとは。 普段の躾教室のヒナタの様子を写真で見ている人ならおわかりと思うが、訓練もニコニコこなすお仕事好きのヒナタでさえ表情が曇りがち。 次にタッチの訓練で棒を出して犬の反応を見て棒に触るか棒の方を見るかしたらすかさずクリッカーの合図。 そしておやつを投げ与える。 そのうちこれにタッチするとクリッカーが鳴る、つまり報酬がもらえると犬が学習する。 その練習に入って根っからのお仕事好きでそれは理解したようなのだが待っている間はリードの長さだけ私から離れて伏せをしたりその目が何とも言えず悲しげ。 私からあえて離れるなんて! これで大丈夫なんだろうか?と思わず不安になった。 誉めて育てる、「いいコ〜。」もなし。 アイコンタクトもなし。 飼い主も混乱し動揺し寂しい思いをしていた。 トレーニング方法も科学的になり今は新しいトレーニングの過渡期なのかも知れない。 新しい情報の度にウチのコは?と思う普通の飼い主には悩みの大きい時代。 でも新しい情報をきちんと知る事ができてとても勉強になった。 願わくばヒナタがまたニコニコしてお仕事をしてくれますように。 でもそれはカメラで出来ているものね、ヒナちゃん。 エヘヘ〜、これで良いかしら?
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by smilingtail | 2007-04-11 23:55 | | Comments(4)
Commented by あゅ at 2007-04-12 17:09 x
犬笛に挑戦したことがあったけど、
ちゃんとした「キマリ」みたいのがないと意味ないんですよね。
クリッカーもやはりきちっと人間側が管理しないと意味なさそうですね。
うちも教室に通わないとな・・
Commented by smilingtail at 2007-04-12 23:18
あゅさん
クリッカーは前にも少しだけやった事があったのですが、こうきちんと科学的な使い方があるとは!とびっくりでした。 こういうクラスが近くで気軽に受けられるようになれば皆助かるのにね。 指示待ち犬でも実は構わないんですけどね〜。 でも芸を覚えさせるのにはかなり有効なようですよ。 ジャン君もタレント犬でも目指しますか〜? 
Commented by arthur-cogi at 2007-04-12 23:40
クリッカーはきっとアーサーも同じかな。ヒナタちゃんと同じようにシャッター音1回でこちらに来てご褒美をねだるの。チャージングのトレーニングはワタシも動揺してしまうでしょうし、アーサーもニッコリニコニコしているのにヨッシャーいいこね!の言葉もなく身体や顔へのタッチもなかったら、とたんに顔が曇ってしまうかな。。それだけアイコンタクトの重要さとタッチされることの喜びを実感できるのでしょうか。ムズカシイですね~。
トレーニングの場にワタシもいたらツラクなっちゃいそうですね~。でもそれで上下関係や信頼関係が築かれるのかな~。アーサーは褒めて褒めて褒めちぎってトレーニングというスタイルのスクールがあればいいな~と思っているのですが。まぁイケナイ!というのもしっかり憶えなければダメなんですけれど。先生からまず飼い主が躾けされないと、、、なんですよね。今躾け教室を検討し始めたんですよ~。教える先生のスタイルも様々でしょうしね。
ヒナタちゃん♪その笑顔最高よ~!やっとマンマとアイコンタクト?♪
Commented by smilingtail at 2007-04-13 00:23
ア−君のママさん
そうそう、ア−君もそうですよ〜。 自分で考えてシャッター音でご褒美、OKって覚えたのよね。 家でチャージングをしているのを見てパパさんがそれ躾に見えないと言ってました。 おやつも放り投げるのでね。 でも「この行動!」というのがクリッカーの方が音が短くて犬にはわかりやすいのだそう。 だからタレント動物のトレーニングなんかはこれでやるらしいです。 クリッカーで行動を覚えさせて後で言葉を付けていけば最終的には言葉で誉めてOKなんですが最初はクリッカーだけなんですよね。 ここが結構辛いかもでした。 逆に躾けを全然していない若いコだったら凄く早く習得するようでしたよ。 トレーニングも色んな方法があって今はとにかく過渡期なのかも知れませんね。 自分のコに合った方法を見つけるしかないんだなと思います。 でも勉強になりましたよ〜。 ラスト1回頑張らなくちゃ。
最後の写真は前に撮っていてまだ記事にしていなかったものの中から。 この笑顔で見つめてくれるってのに弱いですよね〜。 
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