2017年 09月 04日 ( 1 )

クマとの共存

9月ともなれば朝夕は涼しいぐらいの北東北秋田。 一気にイベントが増えるのもこの時期。 一昨日、昨日も私的にも行きたいイベントが目白押しで悩みました。 高橋優のフェスもあったし、ダンスイベントもあったし。 でも日曜日はサッカーだから土曜日ぐらいと思い、悩んだ末に打当(うっとう)温泉マタギの湯に。
b0031538_22233978.jpg
温泉かい!って違うんだな、これが。 新聞で記事を見つけて一般の人も聴講可とあったので2時間ちょっとかけて車で行ったのは・・・
b0031538_22261695.jpg
新聞にはクマの現状と福島の野生動物についての講演があるとあったので専門家の報告を聞ける機会はなかなかないので少し遠いけど頑張って行って来ました。
b0031538_22304540.jpg
人間とクマがある意味共存しているのが秋田県。 「男鹿を除いた県内全域でジャスコの自動ドアが開いたらクマがいたということがありうる状況」という本当は笑えない笑い話も。 人を怖がらない新世代クマが出てきたという報道もあったけど、人の暮らしが変わったことによるものという意見だった。 農地が荒れて(作物が作られていないとかではなく、畑や田んぼの周囲の雑草を刈り取らなくなって見通しが悪くなった)マタギも高齢化で人数が減り、クマがリスクとリターンを考えて人を襲っている可能性があると。 現に以前はほとんどが出会い頭で襲われているのに対し(クマもビックリした)最近は対峙してから(クマが考えてから!?)襲われているという。 しかも奥山ではなく里山で。 なるべく会いたくはないけどMTBで林道を走っていた頃や登山をしていた頃には形跡を見たり感じたりということが確かにあった。 よく山に入る人で一度クマを遠くでも見たことのある人ならもっと多くの回数でクマから見られていると思った方がいいと聞く。 それぐらい実は用心深いのがクマ。
b0031538_22573072.jpg
ニホンジカの増加で食害で木がなくなり奥山にシカ庭園と呼ばれる景色が生まれている地域もあるらしい。 木の皮を剥いで食べるとそこから木は腐り、台風などの強風で倒れてしまうのだとか。 そこで天敵のオオカミを山に戻そうという考え方がある。 これはイエローストーン国立公園での再導入されたオオカミとシカの頭数の変化。 オオカミの頭数のグラフに一度急に減った年があるのはペットの犬(元々国立公園内に連れて来てはいけないとされている)がジステンバーにかかっていてそれがオオカミに感染したせいなのだとか。 もちろんジステンバーで全滅することなどはなくその後数は回復しシカの頭数と均衡を保っているのが見てとれる。 では同じことが日本でも可能なのか? これについては賛成派、反対派それぞれに意見があり、この日の質疑応答でも論争になりそうな様子だった。
b0031538_23105375.jpg
会場で販売していたTシャツのデザインが素敵だったので貴重な機会をもらえたことにも感謝して寄付のつもりで購入したのだけど、着ていく場所を間違えたら大変なことになるのかも。(汗) まだ不勉強なので私がこのTシャツを着ていても意見を聞かないで下さい。
福島の野生動物の現状については時間が短く話が聞けたのは放射線量のことと風力発電の計画が多くそれが自然保護の観点で心配な状態にあるということだけだった。
b0031538_23164121.jpg
こういう資料は実は環境省のHPなどで公開されているものだとか。 大事なことほど自分で調べないとわからないようになっているってことね。 情報って難しい。
b0031538_23200668.jpg
4時半を過ぎここから秋田市まで2時間以上かかるので途中で退席。 マタギの湯の駐車場脇にあったマタギ小屋を見ながら若いマタギ(あるいは職業としての自然保護のためのハンター)の養成をしないといけないのではと思った。 狩猟犬好きの若者よ、秋田に来れ!って簡単な話ではないにせよ。

by smilingtail | 2017-09-04 23:37 | 秋田あれこれ | Comments(2)